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「保佐人」を英語で言うと?

今回は「保佐人」という言葉です。

   日本には、認知症・知的障害・精神障害などにより判断能力が著しく不十分な人を保護・支援するための「成年後見制度」というものがあり、 保護されるべき人々のために、その判断能力の程度に応じて、家庭裁判所が「後見人」、「保佐人」、「補助人」を選任します。日本法務省が公開する 日本民法の英訳では、それぞれ 後見人=guardian、保佐人=curator、補助人=assistantと英訳されています。

   海外でも同様で、例えば米国ルイジアナ州でcurator は以下のように定義されています。

A person appointed by a court to care for the property of an absent person or to care for the person or property of someone mentally incapable of doing so (不在者の財産管理、判断能力が不十分な人及びその財産の保護/管理を裁判所から委任された人)

   法律以外でのcurator の意味は:

One who has the care and superintendence of something; especially one in charge of a museum, zoo, or other place of exhibit.

(管理者、責任者。特に美術館・動物園・博物館などの館長、専門職員など)

   日本語でも「キュレーター」は「学芸員」の意味で使われますが、欧米では美術館において、作品収集や展覧会企画という中枢的な仕事に従事する専門職員を指し、学芸員よりも専門性と権限のある「責任者」を意味するとのことです。

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